Uncategorized

宮﨑駿 作「君たちはどう生きるか」感想〜ネタバレあり〜

 ジブリ最新作「君たちはどう生きるか」というアニメ映画は、世界の成り立ちの秘密をジブリが語る現代アート作品だ。告知は、ただ、異様な鳥のアップのポスターだけという、宮﨑さんだからこそできる広告の仕方が、もうすでにジブリの集大成だなあと思った。私もそれに習って、前情報を入れずに映画を見ることにした。

映画を観る前の感想は、ポスターの鳥オン鳥という気味の悪さだ。鳥のくせに側も鳥にの着ぐるみを着てる。こいつは、とりあえず正直者じゃなくて何かを隠してる怪しいやつが出てくるんだろうなあ。

映画を観終わって、焼き鳥屋で焼き鳥を食べながら思ったことは、「人生にはたくさんの選択肢があって、どんな選択も正しさや間違いはないから、マニュアル通りではなく、自分の頭で考えて、いっぱい失敗しながら進んだ方が面白い」ということ。主人公の眞人くんは、すごい。とにかく自分で考えて、グイグイ進んでいく。そんな眞人くんは、怪しいサギに導かれて、自分の弱さに向き合って、自分の力で克服して一つ大人になっていく。

老人たちや鳥たちの描写の怖さや可笑しみや怪しさも必見だ。

観た人によって、それぞれ全然違うメッセージの捉え方ができるところが、まさに現代アート!年を経て、おばあちゃんになったときにまたみなくっちゃな。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です